シンプルモダンコーディネート術>>家具のレイアウトとは?
■家具のレイアウトとは?
家具のレイアウトは単に好みの家具を部屋に置くことではありません。
それは、部屋の「空間」をどうつくるかにつながっています。
住み手の生活様式、家族構成、趣味、人の出入りなどで、人の流れ=「動線」が生まれ、その動線とのバランスによって家具やインテリアのレイアウトがなされるのです。
もちろん家具のレイアウトによって動線が変わるということもありますが、結局家具のレイアウトとは「住み手の生活をデザイン」することなのです。
家具のレイアウトを考えるにあたって、一般的に1番困るのはサイズ的な問題ではないでしょうか?
本来、「住居」とは快適な空間を求めて設計されたもののはずです。そしてそれを、さらに快適にするために、ソファや椅子、テーブルなどの家具を置くのに、その部屋に合わない大きなソファやテーブルなどを入れようとした場合には、「快適な空間」がダメージを受けることにもなりかねません。これでは、本末転倒ですね。
つまり、基本的な考えとして部屋の大きさはそこに置く家具によって決まり、部屋の大きさによって置く家具も決まるということです。
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■必要な家具の種類と大きさは?
一般的に必要とされている家具の種類は、リビングではソファ、センターテーブル・サイドテーブル、パーソナルチェア・小椅子、シェルフなどの飾り棚、それからチェストやキャビネット、AVボードといった収納家具です。
さらにシンプルモダンで決めるならば、照明器具やグリーンやアートなどのインテリアや雑貨も欠かせません。
家具を決めるということは、住み手にとって快適な空間をどう設定するかということに関係があります。
サイズも部屋の大きさに合わせることが原則です。
ただそうはいっても、「部屋の大きさの合わせるって具体的にどういうこと?」と考えてしまう人もいるのではないでしょうか?
そういった場合まずは、人の流れ=「動線」を考えてみましょう。
要は人の動けるスペースは何センチ必要か?を考えればいいのです。
基本は余裕のあるスペースを確保することです。
最初に、家具と壁、家具同士の幅をチェックします。そして例えば、座った人の後ろを通れるかなど、動きを予測して調整します。
人の体がとるスペースは、標準的には
- 立っている場合横幅60cm
- 椅子に座っている場合40〜50cm
- 椅子から立った場合80cm
- 座っている場合横幅60cm
程度(あくまで目安)です。これは家具の大きさを見る目安になるので覚えておくと便利です。また立った人の幅は、肘より下はそれほどスペースを取らないので、低いもの同士の間は50cmぐらいでも十分です