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■ポイント別 家具コーディネートテクニック
・部屋を広く見せたい
最もオーソドックなコーディネート法ですが、低め、横長の家具をセレクトするのが効果的です。
心配な収納力も幅の広いものをセレクトすることでクリアできます。
例えば、TVボードなら、思い切って大胆に壁一面を占めるような横長のデザインのものにしてみます。
上にテレビを置き、内部にオーディオやその他の生活用品を収納すると、すっきりと片付くうえ、部屋も広々とした印象になります。
上にディスプレイスペースができるのも利点です。
また低い家具で揃える場合、その家具同士の高さを合わせることで、より一段とまとまり感がでて、部屋をすっきり見せることができます。
★⇒ロースタイル家具をセレクト!視覚効果でリビングにゆとりを
その他、家具やインテリアの素材によっても視覚的に広くみせることが可能です。
例えば、ガラスやアクリルといったような透明の素材です。
ガラステーブルなどは、大きさのわりに圧迫感がないので、狭いスペースでもセンターテーブルを置きたい人には、おすすめです。
ソファの質感やテイストを選ばず、コーディネートしやすいというメリットもあります。
★⇒リビングのセンターテーブルには圧迫感のないテーブルなどをセレクト
その他に、ミラーを使った家具やインテリアも部屋を広く見せる効果があります。
家具選びにおいて、もうひとつ押えておきたいコツに、オープンシェルフを活用するということです。
オープンシェルフなら、壁いっぱいに置いても圧迫感が感じられません。
収納という本来の用途以外にも、空間の間仕切りとして使っても効果的。
奥の空間の広がりを感じさせながら、適度に目隠しが出来るのも、オープンシェルフならではといえます。
こういった「抜け」感は、狭い空間では特に有効に使えます。
・物があふれて困る・・すっきり見せたい!
よく目に付く場所を片づけるだけでも、印象が変わってきます。
テーブルについたときや、ソファに座った時に見える場所は、シンプルにまとめます。
グリーンや雑貨、絵などのアートを飾ってあえて見せ場を作りましょう。
雑然としたものは同じ色や形の収納家具やボックスに入れて置くのがコツです。
子供の玩具や日用品雑貨など、すぐ増えるものはボックスなどに入れて目立たないところへまとめるようにします。
CDや雑誌などのつい散らかってしまいがちな小物の場合は、2通りの方法があります。
ディスプレイ感覚で収納するか、見えないように隠してしまうかです。
見えないように隠す場合は、かごやボックスを使用しますが、それ自体が部屋のインテリアのアクセントとなるようなデザインの物だと、収納とコーディネートを兼ねてくれるので重宝します。
・大きなグリーンを置きたい!
まず、基本はグリーンを孤立させないようなレイアウトをこころがけましょう。
壁の近くに置く場合、その存在感がより際立つように、グリーンのフォルムは、個性的なものを厳選します。
また家具と合わせてレイアウトするのが、その家具とグリーンがお互いに引きたて合って、最もおすすめです。
例えば、ソファと組み合わせる場合、ソファの後ろの左右どちらか寄りにレイアウトしてみます。
座ったときに、木陰にいるような、心地よい雰囲気を楽しめます。
・柱や梁が多くて狭苦しい!
家具を柱に合わせてぴったり置いたり、梁ギリギリの高さの家具を置くのは避けます。
スペースを無駄に取らず、少しでも広くという配慮が、裏目に出てしまい、かえって狭苦しさを感じます。
またその場合、家具の奥行きと柱の奥行きが違うと、違和感が強調されてしまうというデメリットもあります。
少々無駄だと思っても、柱と家具の間にスペースをつくるようにしましょう。
できたスペースにフロアスタンドなどを置いて、コーナーを美しく演出することで、ゆとりのある印象が生まれます
★こちらも参考に⇒コーナーを演出して、空間に広がりをみせる