デザイナーズ家具&インテリア
チャールズ&レイ イームズ
Charles&Ray Eames
チャールズは1907年、ミズーリ生まれ。ワシントン大学で建築を学び1930年に自身の建築事務所を設立。数多くの建築を手がける。
初期のエーロ・サーリネンとのコラボレーションは、モダンデザインの誕生のきっかけをつくった。
一方レイは1912年サクラメント生まれ。絵画の勉強を進めアーティストの道を歩んでいたが、1941年、チャールズと結婚。その後は、レイ&チャールズとしての活動が中心となる。
2人はハーマンミラー社のジョージ・ネルソンとともに、現代にも通じる革的で斬新な多くの家具をデザインしたが、活動はそれだけにとどまらなかった。映画制作、写真、展示デザイン、グラフィックデザインなど、60〜70年代のモダンデザインのパイオニアとして活躍した。
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チャールズ・イームズの詳細
アメリカのデザイナー。1907年6月17日セントルイス市に生まれる。
ワシントン大学で建築を学んだのち、38年クランブルック美術学校の招かれ、校長の建築家エリエール・サーリネンのもとで、オリジナル・デザイン科の創設に協力した。
ここで、エリエールの息子のエーロ・サーリネンと出会い、2人でデザイン実験工房を設立、40年ニューヨーク近代美術館主催の「オーがニック・デザイン・コンペ」に椅子を中心とする共同作品を出品して大賞を得た。
これは、航空機の機体外殻のような複合曲面にプライウッドを成型して使うという、開発途上の全く新しい方法と技術を椅子に取り入れたもので、薄くて継ぎ目のない人体に順応した曲面は、椅子デザインにエポックを画する発想であった。
46年ニューヨーク近代美術館は「イームズの新しい家具デザイン」展を開催。ここで、ジョージ・ネルソンに認められ、ハーマンミラー社との契約が成立。プライウッドと鉄パイプによる傑作がはじめて製品化される。
続いて50年にはグラスファイバーを利用したワンピース・セルのアームチェアシリーズを発表「イームズ・チェア」の名を高めた。
その後も、55年サイドチェア、56年ラウンジチェアなど次々と新しい家具シリーズを発表、現代の科学と技術を駆使して、何かしら前衛的でありながら、洗練されたウィットな造形を見せている。
またグラフィック・デザイン、映画、ディスプレイなどにも活躍、とくに59年モスクワで発表した「GLIMPSES OF U.S.A」は、マルチスクリーンに先鞭をつけた。61年レイ夫人とともに、カウフマン国際デザイン大賞を受賞。